「ルビンの壺が割れた」を読むならこんなふうに

こんにちは。

たまです。

 

「ルビンの壺が割れた」という小説をご存知でしょうか?

ルビンの壺が割れた《キャンペーン版》期間限定無料 | 宿野かほる | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

上記のようにキャッチコピーをつけるキャンペーンを実施しており2週間限定で公開されている小説なのですが、本日おやすみということもあり、僕も読んでみました。

 

感想を少々。

 

  1. 新しいスタイルの小説
  2. 中盤くらいから「ん?」ってなって最後には「おぉぉ、、、」ってなる
  3. そしてもう1回最初から読み直したくなる

 

(1)新しいスタイルの小説

これは読み始めたらすぐわかることなので書きますが、物語がFacebookメッセンジャーでのやりとりで進んでいきます。

イマドキっぽいです。いや、もはやFacebookは逆に古いのか、、、?(笑)

小説なので縦書きになっているのが少し残念ですね。仕方ないかもしれませんが、そのうち、Facebookメッセンジャーと同じような形式で読んでみたいですね。その方がよりリアルに登場人物のやりとりを感じられるはず。

いつだったか「電車男」の小説は2ちゃんねるの文章をそのまま2ちゃんねるの形式で使っていたので同じような感じにすればいいのに。

人のFacebookメッセンジャーのやりとりをを見ることはなかなかないので、変な罪悪感とスリルをより感じながら読めます。

 

(2)中盤くらいから「ん?」ってなって最後には「おぉぉ、、、」ってなる

これは読んでみたらすぐわかる。

人っていろんな側面、そしてバックグラウンドがあるなぁってなる。

なんなら自分の身の回りの人を見る目も少し変わった気がします(笑)。

 

(3)そしてもう1回最初から読み直したくなる

読み終わったその瞬間から僕はまた頭から読み始めました。

すると一つ一つの言葉がしっかり伏線になっていて、登場人物たちの趣向がより明確にわかります。

1回目に読んだ時にも登場人物たちの気持ちを推察しながら読んではいましたが、まぁ2回目読むと、まったく変わりますね。

1回目はドキドキ、ワクワクどうなっていくのかという気持ちで読み進めていましたが、2回目は「あぁ、そういうことね」、「うわ、これはどうなの」と。

考察厨にはおすすめです。

 

最近、自己啓発本や、英語の参考書ばかり読んでいて、小説を読んでいなかったのですが、久しぶりに小説ならではの小出しにされる情報を徐々に知っていきながら最後にぱっ!と全てが繋がる気持ち良さを体験できました。

ミステリー?ではないですが、シンプルなやりとりの中に含みがたくさんあって面白かったです。

 

キャンペーン版は7月27日までの限定公開らしいので早めに読むことをオススメします!

 

それでは。

 

たま